ごあいさつ
このたび、一般社団法人 日本ホリスティックニュートリション協会を設立、理事長に就任しました、ナターシャ・スタルヒンです。
日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超え、日本は世界でもトップクラスの長寿国です。みんな健康で長生きしていれば、万々歳。でも、現実には、どうでしょう? 平均寿命と健康寿命との差は、男性で約9年、女性では12年。病気や介護を受けながらの生活が長いということです。急速な高齢化、少子化の問題とともに、ガンや糖尿病をはじめとする生活習慣病は、年々増加の一途をたどっています。しかも、その増加傾向は、若年層にもおよんでいるのです。
大地には多量の農薬がばら撒かれ、何千種類もの化学物質が平気で食品に添加されています。地球温暖化や環境ホルモンの問題、新型ウィルスの脅威など、現代は、環境破壊や食品公害が年々深刻化し、ストレスの多い時代です。そうした環境のなかで常に健康で過ごすためには、健康に対する「意識」と、正しい「知識」が必須です。
日本には素晴らしい健康保険制度があるためか、自分や家族が病気にならない限り、健康の大切さや健康づくりへの意識をもたない人がほとんどのように思います。病気はある日突然になるものではなく、習慣の積み重ねによるものです。体調を崩してから食生活&ライフスタイルを見つめなおすのではなく、健康を謳歌しているときこそ、その健康レベルの維持に気を使い、より高い次元の健康のために、何をどう選択すべきかを考えることが大切です。
今や、かつてないほど多くの健康情報がサイト上に溢れ、スーパーには見栄えのいいだけの食品類が所狭しと並べられています。情報の選択はもとより、どのような食品を選択し、どのように食べていくべきか、正しい栄養知識/健康知識を身につけない限り、もはや健康レベルを高く維持することはできません。氾濫する間違った健康情報、ウソの商品情報にまどわされ、自ら健康レベルを低下させている何千、何万という人たちに、これまで出会ってきました。だからこそ、『健康教育』の重要性を、身にしみて感じているのです。
これまで40年以上従事してきたホリスティックの分野での経験、およびホリスティック栄養学の知識は、数多くの私の著書、情報誌、サイトやメルマガを通じて配信つづけてきました。しかし、日本におけるホリスティック栄養学の認知度は、低いと言わざるを得ません。そこで、正しい健康&栄養知識を広く伝授できるスペシャリストの育成および彼/彼女等の活躍の場を創造することが急務であると考えるようになり、この協会を立ち上げることにしました。
一人でも多くの人がオプティマルヘルス(最上級の健康)を手にいれ、いつまでも健康でハッピーに過ごすことができる社会づくりを推進していくため、できるところから地道に歩んでいければと思っております。
一般社団法人 日本ホリスティックニュートリション協会
理事長 ナターシャ・スタルヒン
プロフィール
ナターシャ・スタルヒン (ホリスティック栄養学修士、ウエルネス・カウンセラー)
1951年、元巨人軍スタルヒン投手の長女として、東京で生まれる。日本航空(株)で、国際線スチュワーデスとして活躍後、外資系企業の重役秘書、外語学院学院長などを経て、1979年に鍼灸院とエステティックサロンの運営会社を設立。同時に美容健康コンサルタントとしての活動を開始。 日本初の日焼けサロン、日本初の男性エステサロン、日本初のバイオ・メイクなどを手がけ、次々にヒットを飛ばす。
米国でホリスティック栄養学を学び、修士号取得。1997年には、LBA(Live Blood Analysis)をアメリカHECで学び、HEC分析の日本での独占権を得て、日本に導入。約二年間、上目黒内科クリニックで、延べ1500名を超すクライアントの血液栄養分析に実際に立ち合う。
血液栄養分析士インストラクターの資格も取得し、医療機関などで指導にあたる。これまで指導・導入した医療機関は、上目黒内科クリニックの他、相川クリニック(千葉)、松井皮膚科クリニック(岡山)、赤坂溜池クリニック(東京)、北澤クリニック(東京)、中島医院(福岡)、動物病院Noriko(東京)など。
最新ホリスティック栄養学の観点からの食事指導や講演を望む声が多く、これまで、ホリスティック情報室の専門講座、ホリスティック栄養学入門講座の講師他、数々のセミナーや執筆活動に従事。ホリスティック栄養学をベースにした脚やせやダイエット法、健康に関する著書は30冊を超え、多くのテレビ番組への出演、ラジオ番組のコメンターなどもつとめてきた。
2016年12月、一般法人 日本ホリスティックニュートリション協会を設立。ホリスティック栄養学をベースに、ストレスマネージメントにおける食生活/ライフスタイルの啓蒙活動、「ストレスニュートリション(ストレス栄養学)」のスペシャリスト育成に情熱を注いでいる。
NPO法人ホリスティック医学協会専門会員