現代医学は「病気」と「健康」をきっちりわけ、「病気」のカテゴリーにはいる人のみに視線を注ぎます。「病気」でなければ、「健康」であり、その質は問われません。
「病気でないから“健康”」と一括りにされる人のなかには、気力も体力も充実し、最高の健康状態の人もいれば、それこそ疲労困憊、あっちが痛い、こっちが不調だと騒いでいる人もいます。検査にひっかかることなく、自分は健康だと思いながら突然死んでしまう人も……。
こうしたことから、「健康はレベルで考える」という発想が生まれてきました。たとえば、これ以上ないという最高の健康状態を「10」とすると、半病人は「5」というように……。
「病気」と「健康」は対立するものではなく、連続しているものと考えると、病気であっても、ある程度の健康は存在する・・ただ健康のレベルが低いだけということになります。命のあるかぎり健康は存在し、死ぬときにはじめて健康レベルが「0」になる。健康を完全に失ったときが「死」ということになります。
生命は確実に、10(極限の高レベル)から0(死)に向かっていきます。そのスピードを最小限に食いとめる。あるいは、すでに健康レベルが低下しているなら、そのレベルを高める。それも極限(オプティマルヘルス)まで高める努力をする。それこそが本当の意味での健康管理であり、体の営みを支える物質的基盤である「栄養素」、さらにその体内での働きに大きな影響をあたえる、「からだ・心・精神」をトータルで考えていくのが、ホリスティック栄養学ということになります。
なお、ホリスティックな観点からオプティマルヘルスを実現するためには、下記の4つの条件が必須と考えます。
1. 栄養素の確保
2. 良好な消化吸収
3. 浄化/解毒/排せつ
4. 活性酸素対策
からだ(Body)・こころ(Mind)・精神/魂(Spirit)を丸ごと考えながら、常にオプティマルヘルスを目指したいですね!
- 食品の側からではなく、人の側から、その人丸ごと(身体/マインド/魂)考える
- 個体差を重視する
- オプティマル(最上の)ヘルスを目指す
- 栄養素のつまった食物をベースに
- 消化吸収を重視する
- 必要に応じて、良質サプリメントで補助